プロジェクトの詳細

これは、何の数字だと思いますか?

なんとっ!!現在の日本の農家は人口の1%(約136万人)しかいない。という数字になります!

この1%のうち7割以上の農家が65歳以上が占めています!

このままの推移を辿っていくと、数年後には日本の食を支える農家が人口の1%も満たなくなると言われています!

次に以下の数字はなんだと思いますか?

日本国内の資源だけで生産できる食料自給率(カロリーベース)になります!!

季節や地域を問わず、たくさんの食べものが手に入るようになった日本。

様々な場面で豊かに見えていても...

食料自給率が100%ではないということは、

日本国内で食料を賄うことができないという社会問題を抱えています。

日本国内で食料を賄えないことがなんで問題なの!?

だったら、外国から輸入したらいいじゃん!って思う方もいると思います。

でもそこには、様々な問題があるため簡単にお伝えさえて頂きます。

(1)食料の入手が困難になる場合がある

世界の人口増加にともなう食料需要の拡大により、各国が食料確保をめぐって競争するなか、日本は円安が進んだことで、国際市場で食料を確保できない(買い負ける)という事態が起きているようです。

※買い負けは、牛肉や穀物、飼料作物(牧草)の輸入でみらるようです

また、輸出国で異常気象や天候不順によって生産量が減少したり、国際情勢によって輸出が制限されたりすれば、日本の輸入量は減少します。

その結果、国内食料価格の急騰や、最悪の場合、食料不足に陥るリスクがあります。

このように、食料自給率が低いことは、食料安全保障の脆弱化につながるのです。

(2)輸入食材の安全性の問題

2022年に日本が輸入した農水産物(重量ベース)の45.4%は穀類で、そのうち87.0%はとうもろこし(63.7%)と小麦(23.3%)が占めています。

特に穀類で2番目に輸入量が多い小麦については、約8割がアメリカとカナダからの輸入です。

アメリカやカナダでは、小麦の収穫作業の効率を上げるため、収穫前に除草剤(グリホサート)を散布しています。

グリホサートは悪性リンパ腫(ガン)を引きおこすとされており、2015年にWHO(世界保健機関)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)がグリホサートを発がん物質として認めています。

農林水産省が2013〜2017年におこなった調査では、アメリカ産とカナダ産の小麦の90%以上からグリホサートが検出されています。

ところが農林水産省は「小麦の残留基準(30ppm)以内である」ことを理由に、具体的な数値を公表していないというのです。

ここで問題なのが、この残留基準は、もともと5ppm だったものを、2017年に厚生労働省が6倍(30ppm)に大幅に緩和したものです。

2018年に農民連食品分析センターが市販の食パンにどれだけグリホサートが残留しているかを調べたところ、国産小麦を原料としたものからは検出されませんでした。

一方で、原産国表示のないパンからは、残留基準以下ではありますが、グリホサートが検出されています。

また、日本は肉類も輸入量が多いですが、海外においては、日本では使用が許可されていない化学物質を使って家畜生産がおこなわれていることもあります。

例えばアメリカやオーストラリアでは、牛の成長を促進させる「成長ホルモン」(エストロゲンなど)が使用され、同国に加えてカナダやメキシコなどでは、牛や豚などの体重増加をもたらす「ラクトパミン」が使用されています。

成長ホルモンは、発がん性リスクの懸念があり、「ラクトパミン」は吐き気やめまい、手が震えるなどの中毒症状がでるといいます。

こうした化学物質は、国際基準を策定する「コーデックス委員会」が安全性を認めていますが、その安全性審査の過程にも議論があります。

成長ホルモンは「賛成33、反対29、棄権7」、ラクトパミンは「賛成69、反対67」という僅差の結果からも、安全性の判断は科学的というよりも政治的に決まっているとの指摘があるのです。

このようなことから、輸入農産物が安全か否かを考えなければいけません。

(3)農業・農村の持つ多面的機能の低下

農業は私たちが生きていくのに必要な食料生産の場としての役割を果たしているだけではなく、私たちの生活にさまざまな『めぐみ』をもたらしています。

例えば、水田は雨水を一時的にためて洪水や土砂崩れを防ぎ、多様な生きものを育みます。また、美しい農村の風景は私たちの心を和ませてくれるなど、農業が続くことで多くの恩恵を得られるのです。

農業生産が減少すると、耕作放棄地が増え、農地の荒廃や農村の衰退につながり、多面的機能が低下する恐れがあるのです。

これを聞いて「今の自分には関係ない」と思う人もいるかもしれませんが...

未来の子どもたち(皆さんの子孫)に目を向けたら

無関係な人はひとりいないのでは!?

気づいた人から当事者となって一緒に問題解決のきっかけづくりをしていきませんか?

初めまして!  淡路島がある淡路市育波・室津地域で自然栽培を行っているDaijyu‐大樹‐ファームの佐藤友樹・千紘です。

2020年4月に淡路島へ家族で移住して、2021年4月に兵庫県から新規就農者として認定を受けて、田んぼ5反(約1,500平米)と畑2反(約600平米)の農地でお米、お野菜の栽培をスタートしまいした!

2025年2月から新たに耕作放棄地を開墾して栽培面積(田んぼ2反、果樹畑1反)を増やし、現在(2025年9月時点)も先輩農家さんや地域の方から相談を受けており、新たに2反ほどの耕作放棄地の管理をお願いされています。

自然栽培と言われる栽培期間中、農薬(除草剤含む)・化学肥料を使用しない環境に配慮した農法で5年目を迎えています!

僕たちは、当園の農作物を購入して頂く皆さんやご支援いただく方も「環境負荷低減」に取り組みメンバーの一員になって頂いていると勝手ながら思っています!

僕は、農家をやりながら半農半X(兼業農家)をしており、スポーツトレーナーとしてジュニアアスリートのトレーナーとして活動しております。

妻は、3人の母として子どもたちに愛を育みながら農家としても僕のサポートをしてくれています!

【このプロジェクトで実現したいこと】

冒頭でもお伝えした通り、現在の日本の農家は人口の1%になります。

当園がある淡路島の育波、室津地域も離農(農家を辞めてしまうこと)者がおり、担い手も少なくなっている状態です。

離農後1年以内に別の方が管理できればよいのですが、1年以上経つと以下のような「オオブタクサ」や「セイタカアワダチソウ」などと言われる草が生えてきます。

ブタクサは、花粉はアレルギー反応を引き起こす植物でもあります。

また、当園がある地域は竹や笹も繫殖しているため、数年放っておくと雑木林になってしまうのです。

そうなってしまうと、開墾するために時間も労働力も費用も多く掛かってしまいます。

今回のプロジェクトでは、

僕たちが担い手として農地を増やし、お米・野菜・果樹を栽培して日本の食料自給率を上げる取り組みをすることはもちろんのこと。

離農された方の農地や耕作放棄地の開墾と管理をして将来の農家さんに農地を繋いでいくための一歩目にしたい考えています。

僕たちが行おうとしている事は、小さな活動かもしれません。

でも、その小さい火種さえ起こさないと何も始まらない!!

支援者として!!メンバーの一員として!!一緒に活動をして頂ければ嬉しいです!!

【ご支援金の使い道】

皆様からご支援頂いた大切な費用は以下の用途で使用させて頂きます。

草刈り機(自走式):50万円

コンバイン(お米の脱穀機):30万円

※離農された先輩農家さんより購入予定

お米用乾燥機:20万円

※離農された先輩農家さんより購入予定

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

現在、準備中

2025年10月1日までには、アップ予定

【最後に…】

僕たちは、未来ある子供たちに「生きる術を残したい」が最終的なきっかけで、2020年から農業を取り組むことを決めました!

この想いは、今もこれからも変わることはありません。

そこから5年の月日が流れ...

農業をスタートした当初は、自然栽培や有機農業と言われる方法で自分たちが育てた安心安全な作物を届けたい。農薬や化学肥料に対してアンチ感がすごくありました。

しかし、農業と向き合い携わっていく中で戦後の食を支えてくれた慣行(農薬や化学肥料を用いた)農業を実践してくださった方への感謝とリスペクトが湧くようになりました。

なぜ!?って思う方もいると思いますが...

日本では戦後、働き盛りの人口が減ったこと。国を再建していくためたくさんの産業がうまれたこと(高度経済成長というやつですね)。など様々な要素が重なり農家の担い手も減少していきました。

減少する=少ない人数で日本の食を支えなければいけない。という事になります。そこで誕生したのが、農薬(除草剤)や化学肥料になります。僕自身も妻と二人三脚で7反の田んぼと3反弱の畑を農薬を使わずに管理運営していくのはやっとです(むしろ手が届かないところも多々あります)。

せっかく蒔いた種や植えた苗が他の草花に負けて収穫できない。という現実もありました。そんな農家さんの悩みを解決してくれたのが農薬(除草剤など)になるのだと。

※僕自身も除草剤の力を借りたら楽だろうなー。っと思ったこともあります。

その当時は、本当に画期的だったと思います。

その農薬が人体に影響を及ぼすこともまだ知られていなかったのだとも考えています。

化学肥料も然りで、少ない農家が多くの人の食を支えなければいけない。そのためには一つの田畑(耕作面積)で多くの収量を確保しなければいけない。

その救世主が化学肥料だったのだと!!

化学肥料に含まれる物質の中に人体に影響を及ぼす成分が含まれていることも知らなかったのだと。

時代は流れ...

農薬や化学肥料が人体に影響を及ぼすことが知られるようになり、日本のみならず世界的にも禁止される薬品などが出てきました。

以下のこのとも当時の農家さんには頭が上がらない話(むしろ感謝しかない)ですが…

農薬が原因で病気になってしまった方々も多く存在している。という事実があります。そんな方々が今の日本の食を支えてくれている事実は、昔も今も変わりません。そして、忘れてはいけない事だと考えています。

そんな方々への感謝とリスペクトを踏まえた上で、現在は以下のような事も考えるようになりました。

農薬(除草剤含む)や化学肥料を使わない方法での農業が拡大して、「農家」も「消費者」も「未来の子どもたち」みんなにとって笑顔になれる仕組みをつくりたい!!

では、僕が考える笑顔になれる仕組みとは!?

農家に対して

・育てた作物を定期的に販売できる販路があること

・農薬や化学肥料による人体に影響を受けないないようにすること

・過重労働をしなくても生活が保障されること

消費者に対して

・安心安全が担保された食材が定期的に購入できる販売先があること

・病気にならないような身体をつくること

・医療費の問題が解決されること(税金の無駄遣いをなくす)

未来の子どもたちに対して

・安心安全が担保された食材での日本の自給率を上げていくこと

・未来に負の遺産をのこさないこと

・環境破壊を抑制すること

それを実現していきたいという想いが強くなりました。

そしてこの実現には僕だけの力ではたどり着くこともできないと考えています!!この仕組みに理解してくださる農家、消費者をはじめたくさんの方々と手と手を取り合って進んでいきたい。

その実現に向けて以下の取り組みを行っていきます!

・ファームオーナー制度の設置

・競業してくださる農家の募集

・販売代理店になってくださる方の募集(個人、法人問わず)

・一緒にこの仕組みを運営してくださる方の募集

農家としては、まだまだ半人前ですが、この想いを実現するために僕たちは、自然栽培の農業を実践しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!